【朗報】作業療法士に最短でなるための方法【後悔しないために】
こういった疑問に答えます。
1.作業療法士になるために最短で何年かかるのか?
2.大学と専門学校で何が違うのか?
3.授業料はどれくらいかかるのか?
4.働きながら通うことは可能か?
5.卒業後就職では困らないのか?
6.まとめ
この記事を書いている私は、
作業療法士10年目、
転職回数2回(病院2施設、訪問看護ステーション1施設)、
大学院修士課程を修了しています。
寄り道をしてきたため、入学時の年齢は22歳、卒業時の年齢は28歳でした。
それでも就職の際にはハンデを感じることなく、スムーズに就職先が決まりました。
そんなハードルを実際に乗り越えてきた私がわかりやすく解説します。
最短で3年です。
専門学校なら3年、4年制大学なら4年です。
ちなみに、よくある疑問なのですが、
通信教育で作業療法士になることはできません。
定められた期間、学校に通う必要があります。
卒業し、国家試験も合格すれば、
作業療法士としてのキャリアがスタートします。
専門学校であれば
1年生~2年生前半 講義中心
2年生後半~ 実習中心
大学であれば
1年生~3年生前半 講義中心
3年生後半~ 実習中心
学校でのカリキュラムについてはそれぞれ異なるものの、
ほぼこのようなイメージです。
実習に関しては今のところ以下のような順番で
カリキュラムを組む養成校が多いです。
①見学体験実習 1~3日
②評価実習 1週間~2週間
③長期実習 8週間×2回
長期実習を乗り越えられるかが、
作業療法士になる上での一番大きなハードルと言えるでしょう。
実際に僕も大学時代には、この実習で苦しめられました。
以下の2つが決定的に違うポイントです
学ぶ内容に関しては、大学では一般教養科目や第二外国語といった科目があります。
専門科目については大きな差はありません。
学位については、
大学は学士、専門学校は専門士という学位が得られます。
専門士の学位からでも大学院への進学は可能ですが、
大学を選択した方がスムーズです。
よくある疑問があります。
それは、「就職に有利不利はあるのか?」です。
結論から言うと、
就職には目立った有利不利はない
が答えです。
この件に関しては、
「5.卒業後就職では困らないのか?」で詳細に説明します。
専門学校は年間約130万円
私立大学は年間約170万円
国公立大学は年間約60万円
公立大学では、地元の人間であれば
授業料が一部減免される場合があります。
これにそれぞれ入学金が必要となりますので、
合計すると数百万円程度の費用が必要となります。
かなり経済的負担が大きいとされるため、
奨学金制度や教育訓練給付制度といった制度を利用する人も少なくありません。
特に、教育訓練給付制度については以下のページもご覧ください
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
夜間部のある学校であれば、はじめの頃は正社員でも可能かもしれません。
しかし、学ぶことが非常に多い分野のため、両立は難しいです。
実際のところは、
朝から昼過ぎ位までのアルバイトをしながら通う人が多いです。
正社員との両立に関して、
いずれにせよ実習が始まると、平日の日中に実習があるため、
仕事との両立は不可能となります。
時間的、体力的、精神的な面への負担から、正社員で働き続けながら
学校に通うことはあまりおススメできません。
実際に人事に関わり、面接官として何度も面接をしてきた経験上、
学歴は確認するものの、学歴だけで合否を決定したことは一度もありません。
学歴や年齢はあくまで参考程度であり、大きなポイントにはなりません。
学歴や年齢だけで判断するような職場は、
きっとアナタが有意義に働ける職場ではありません。
生涯勉強し続ける姿勢、患者さんに真摯に向き合う姿勢といった、
その人の全体像や、仕事への姿勢といった性格面が重要です。
それが伝わるように就職面接では伝えてください。
面接のコツについてさらに詳しく知りたい方は以下のページもご覧ください。
面接のコツ
・作業療法士になるための最短年数は3年
・専門学校が最短コース
・学ぶ内容や得られる学位が違うものの就職に大きな有利不利はない
・夜間部であれば仕事との両立は狙えるがしんどい
・卒業時に30歳前後なら、就職時にハンデになることは少ない